月光丸(げっこうまる)
薄葉系 登録品
| 作出者 | 水野雅章 |
|---|---|
| 作出年 | 昭和50年代前後 |
| 命名者 | 水野豊隆 |
| 登録者 | 水野豊隆(三河) |
| 登録年 | 2026年 |
品種解説
「太陽」と同じく、最初に実親として見出された。作出年代は明確ではないが、獅子・羅紗獅子系統の実親としての優れた成果とともに、葉芸にも風格が現れ、覆輪も回り始めた。令和4年(2022)発行の『おもとを楽しむ』で紹介され、翌年以降も注目を集める。2024年・2025年と連続してNHK『趣味の園芸』にて縞木・覆輪木が紹介され、横浜フラワー&ガーデンフェスティバル 2025でも一般来場者から高い人気を博し、正式登録の運びとなった。古典の血統を受け継ぎつつも、現代の感性にも響く、新時代の獅子である。
中~大型の獅子系統で、成木になると総雅糸竜が昇り、黄金色の輝きを放つ。その緻密で力強い芸は圧倒的で、葉質は厚く、巻き上がる姿はまさに龍神を思わせる。若木時代と成木時代では印象が大きく変わり、総雅糸竜が出てくると荒波のようなキリキリとした巻きが際立つ。他の獅子に比べて葉持ちがよく、作り込みやすいことから、豊明園では♂♀両方つかえる羅紗獅子、獅子の交配親としても多用されている。花や赤い実がつくと圧巻の美しさ。性質は極めて丈夫で、日光にも強く、肥料もやや多めでよい。青葉・縞・覆輪・縞覆輪と多彩な表情を見せるが、なかでも縞覆輪は数少なく、華やかさと品格を併せ持ち最高人気を誇る。古典の風格と現代的な美を兼ね備え、若い愛好家からも支持を集める“次世代の獅子”である。
出典: 日本おもと協会HP ↗