十哲(じってつ)

羅紗系 登録品

登録者茂木二三夫(長野県支部)、森宏道(福島県支部)、高橋不二夫(長野県支部)、田中悠介(長野県支部)

品種解説

平成10年頃、東京・江戸川区の実生家、加藤裕男氏が作出。第4 回萬風展に1 本ものの姿を見ることができる。田哲園主を通じて上越の高橋氏が入手。高橋氏と懇意であった池永善栄氏が小林一茶の弟子「十哲」にちなみ命名。当初は縞柄が派手で絶種も危ぶまれたが、近年になって縞の落ち着いた覆輪が殖えつつある。現在の本数は10本程度。

生えウブの頃は一見「玄峻」の雰囲気を持つ幅広の葉姿であった。葉繰りの良さ、正しい襟組みを特徴とし、熨斗葉を主体とするが、時として熨斗雅糸、二面竜を押し潰したような雅糸竜を現す。その風格は堂々たるもので、早くより銘品の相があった。性質は普通、繁殖は芋吹きによる。現存しているものは全て覆輪が完成している。

出典: 新登録品種のご紹介(日本おもと協会)