天地人(てんちじん)

羅紗系 登録品

登録者下屋義国(長野県支部)、藤倉正巳(東京支部)、重松邦芳(東海支部)、田中栄二(長野県支部)

品種解説

昭和45年、愛知県の杉山真一郎氏が作出した実生を命名者の重松清司氏が入手したのが始まりで、当時は共有品だった。その後、富山県、岐阜県などで増殖を試みたが、思うように殖えず、鷹見氏の割子苗が長野県の笠原威三氏に納まり、苦心の末増殖。現在は芋吹きによって15本程度まで増えている。

葉長5 ~6 cm内外、葉幅2 cm内外の小型羅紗。直線的で僅かに折り下げるのみで姿勢がとても良い。縞の頃は浮地肌をもっていたが、覆輪が回ってからは葉芸が際立つようになった。本剣、棒剣、折り熨斗、盛り上がる団子状となる芸も見事というほかなく、繊細な雅糸竜も品がある。根が太く、肥培のしすぎには注意が必要である。

出典: 新登録品種のご紹介(日本おもと協会)